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熊野から始める第2章

2022.07.16 |

「この前、道音舎のTwitterにアップしてた写真見ましたよ。あの写真、なんか景気よさそうでしたよね」
少し前、熊野へ向かう車の中でハザマさんが言った。
この写真のことなんですけどね。

写真家の松原時夫さんとランチをした時に私が撮った一枚だ。
「しかも、道音舎3人になりましたとか書いて投稿しましたもんね」
ちょっと盛りすぎたかなと反省しながら私が答える。景気はよくないけれど3人になったというのは別に嘘ではなくて、私たちが苦手な広報や営業を助けてくれる女性(ユイさん)と出会えたからだ。この写真は、ユイさんが松原さんにインタビューをしている時のもの。

何年前だったか、大阪の活版印刷会社にハザマさんと行ったことがある。高架下の横断歩道で信号を待ちながら「道音舎、もう一人いたらいいですね。営業のできる人」とハザマさんが言った。そして、今思い出しても笑えてくるのだが、続けてこんなふうに言ったのだ。

「きたうらさんは文章の人だからマルで、ぼくがデザインの人だからシカクで、もうひとり、サンカクの人がいたらいいですよね」

ちょっと間をおいて、「そうですね」と私は答えたと思う。

道音舎で出す次の本は熊野在住の作家さんに決まったので、明日はマルとシカクとサンカクと作家さんとで熊野で打ち合わせ。

これまでも2回ほど熊野に話し合いに行ったのだが、前回は「道の駅 熊野古道中辺路」で鮎のひつまぶし丼を食べた。

 

珍しいし、おいしかったです。